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2006.04.09

「国家の品格」とソフト産業

「もっと、小学校で算数をしっかり教えるべきだ、インドは九九から始まって数学に力を入れているからIT産業に多くの才能が現れているんだ。」

そんなことをいう人たちに、後でさりげなく聞くとほとんどの人は国家の品格を読んでいる。

そうすると、P60の「なぜインドでソフト産業が栄えるか?」の影響のような気がする。(ベストセラーになっているし、職場で話題になったので結構前に読んだ。)

インドや中国のIT産業に優秀な人材が現れるのは、多くの人口が背景にあり、その競争を勝ち抜いてきたからだと俺は思っていたが、ある人から教えられた。

「それも確かだけど、その競争の原動力は一種の差別が原因だよ。インドの場合はカースト、中国の場合は戸籍制度。IT産業の職はカーストの中に分類されていないので、能力次第で色々なことができるようになるし、収入だって増やすことが可能で、外国に行くことによってカーストから離れることすら可能になる。中国だって、IT産業系の職に就き、沿岸部に行けるようになれば、戸籍=土地に縛られないし、高収入が期待できる。」

カーストについては他の部分でも触れているので、上記のことを著者が知っているのかどうか気になる。

それはさておき、「駄目だから駄目」で”しつけ”をするというのは賛成だし、論理だけで解決しないのもわかる。一つの考え方としてこのような内容の本があっても良い。でも、本棚の中に残しておく本という気はしない。

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