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2005.07.03

「僕」と直子

最近、朝日新聞を読み始めました。

昨日のの「be on Saturdy」を何気なく開くと、「「僕」と直子 村上春樹「ノルウェイの森」」という表題が目につき、早速読みました。

発売直後に読んで何度か読み返してるはずの「ノルウェイの森」なのですが、印象が薄い。

あれほどヒットした作品なのに、僕が読んだ村上作品の中ではどちらかというと記憶にあまり残らない作品でした。でも、このような特集が組まれるのですから、多くの人は「ノルウェイの森」に惹かれているのでしょう。

明確な説明はできませんが、「1973年のピンボール」が一番好きです。次は「羊をめぐる冒険」かな

そう書きながらも、ハードカバーだと持ち運ぶのが面倒だと理由をつけて、「ノルウェイの森」の文庫版を買ってきました。

でも、同時に「羊」も買ってきたのでどちらから手を付けようかな

「半島を出よ」と「環業革命」がまだ読み終わっていないから、もう少し後になるだろうな

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コメント

直子の登場は「be on saturday」にも書かれていたとおり「1973年のピンボール」が最初だが、その源泉は「風の歌を聴け」に書かれたエピソードにある、と井上義夫著「村上春樹と日本の『記憶』」(新潮社刊)は書いている(今まで読んだ中では一番の村上春樹の評論だと思う)。大学の雑木林で首を吊った仏文科の女子大生、主人公の「僕」が三人目に寝た女の子だ。
固有名詞を持たされなかった初期の村上春樹作品の中で、ただ一人固有名詞を持っていた「直子」は、それだけでも「特別な存在」だということがわかった。当時のおれはだから「ノルウェイの森」を目にした時に「ああついに直子の事を書くんだな」という、村上ファンならではの興味から読み出した。そちらの興味が強かったので、あの本を「恋愛小説」とあまり思っていなかったし、あんなに売れるとは夢にも思いもしなかった。
ちなみに井上義夫は「直子」の名の由来を「正直」の「直」ではないかと考察している。それは「風の歌を聴け」の冒頭の文章に呼応している。

「直子」という名前にはそのために、おれは今でも敏感に反応してしまう(笑)。

投稿: hirofmix | 2005.07.04 01:31

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